はじめに…
HLAEの機能の1つにStreamsという機能があります。
その機能を使えば、とても映像の幅が広がるのでぜひ使っていただきたい機能の1つです。
しかし、やれることが多いということはその分複雑です。
この記事ではStreamsでできることの紹介をしたいと思います。
コンフィグデータをダウンロードする
この記事で使用されるコンフィグデータです。
zip形式で保存されます。
解凍後のcfgファイルはHLAEのコンフィグフォルダか、CSGOフォルダに入れてください。
Streamsってどんな機能?
CS:GOでは初期から動画出力機能が内蔵していますが、その機能をより便利に、より強力にする機能です。
この機能を使えば、通常の録画方法は今後使う必要がなくなります。
そしてHLAEのメイン機能であるともいえる豊富な設定項目があります。
Streamsは mirv_streams
から始まるコマンドで全て制御します。
Streamsを使って通常録画をする
ムービー制作のすゝめでの録画をStreamsでやってみましょう。
やることは全く同じ、録画するだけです。
ディレクトリ指定をする
mirv_streams record
録画には上記コマンドを利用します。
Streamsは通常の録画と違って、録画データをディレクトリ別に設定できます。
mirv_streams record name directory
このコマンドで、ディレクトリ名を指定しましょう。
設定しておくだけでフォルダが勝手に分かれます、また同じ名前でもそのディレクトリ内でTake1、Take2というように別フォルダにしてくれます。
この時点ではStreams録画を使っても何も描写されません。Streamsは何を録画するのかを設定する必要があります。
通常の録画設定をする
コンフィグはまだ使いません。
普通にstartmovieでやるのと変わらない設定にする場合、通常の画面をStreamsに反映する必要があります。
mirv_streams add normal name
nameのところは任意の名前に設定してください、後々ディレクトリになる名前なので分かりやすいのにしておくといいでしょう。
こんな具合でStreamsはいろんな設定を追加、編集していくことができます。
録画をしてみる
startmovie
mirv_streams record start
endmovie
mirv_streams record end
それぞれこのように置き換えたとおもっていただけると簡単です。
録画開始したいところで mirv_streams record start
録画終了のところで mirv_streams record end
を入力すれば録画完了です。
録画できているか確認してみましょう。
これは普通の録画とは違い、追加されているStreams要素を同時に出力します。
Streamsに追加しているものが多ければ多いほど当然容量も大きくなります。
Streamsに機能追加する
Streamsを追加することで、同時に出力できる映像が増えます。
何を追加するのかが大事ですが、それを軽く書いていきます。
ではダウンロードしたコンフィグを読み込んでみてください。
するとコンソールに色々出てくると思います。僕のコンフィグではstreams名が以下になっています。
- greenscreen / グリーンバックの撮影
- worldrecord / 地形だけ撮影(キャラクターや武器は映らない)
- depthoffield / 被写界深度を出力
- worlddepth / 武器やキャラクターのない被写界深度を出力
- basic / 上記で説明した通常マップ(ハンドモデルあり)
という具合になっています。
コンフィグを読み込むだけですでに5つのStreamsを追加してくれますが、初期では全て録画してくれない設定にしています。
必要なStreamsを選んで、録画する設定に変更しましょう。
mirv_streams edit streamsname record 1
streamsnameは上記の5つのどれかを選択してください。
被写界深度を出力する
Streamsで被写界深度 depth of field を追加することで同時に出力することができます。
また被写界深度の設定自体は以下のコマンドで設定が可能です。
mirv_streams edit depthoffield depthValMax 000
デフォルトは1024ですが、大きくなればなるほど遠くまでの描写されるようになります。
必要な箇所だけグリーンバック出力する
greenscreenというのがそれですが、これは各々で設定を変えてください。
コンフィグの中身のgreenscreen項目がソレです。
設定次第で キルログだけをグリーンで出力、キャラクターだけを出力、など好きなものだけを抽出できます。
これは人によって必要なものが異なると思うので、もし分からなければTwitterで聞いてください。
コンフィグが使えないときは…
HLAEに最初から付属しているコンフィグ updateWorkaround.cfg を利用してください。
今回の記事のコンフィグもそれを改変したものですので
中身は殆ど変わりません。
afx game record機能について
さて今までは映像に関してのStreamsだけでしたが、ゲームの移動データを出力することができるafx game recordと言うものがあります。
通称、agrと呼ばれています。
agrでできること
3Dの動きを録画するので、CS:GOで書き出したagrをSourceFilmmakerに入れることも可能です。
また、Blenderなどを介してUnrealEngineへエクスポートしたり、その他の3Dソフトでフラグシーンを再現できます。
質問などは…
ぜひDiscordにご参加ください!どんな内容でもOKです!